投資を始めると決めたあと、最初に手が止まるのが証券口座選びです。結論から書くと、SBI証券か楽天証券の2択で、私はSBI証券を2021年から使っています。一度は楽天証券も開設して、比べたうえでSBIに絞りました。この記事では、その比較の中身と、いま選ぶならどこを見るかをお話しします。
結論:ネット証券の2択 対面証券は選択肢に入れない
証券口座は、SBI証券か楽天証券のどちらかで開けば大丈夫です。理由は2つあります。手数料が低いこと。そして、売り込みがないことです。
ネット証券の口座には、営業担当者がつきません。何を買うか、いつ買うかを勧めてくる人がいない。これが実は大きな価値です。対面の証券会社では、勧められると迷ってしまう人が多いはずです。買う商品を自分で決められる仕組みを、最初に選んでおく。口座選びの半分は、これで終わりです。
私はSBI証券を2021年から使っています
私がSBI証券の口座を開いたのは、2021年。海外赴任から帰ったあとのことでした。選んだ理由は当時の記憶では「手数料が低いこと、それだけです」。正直に書くと、開設した当時は楽天証券のことを知りませんでした。
以来、日本の高配当株も、米国ETFも、投資信託の積立も、NISAも、すべてSBI証券で買っています。日本株74銘柄と米国ETF4本(2026年8月末時点)の中身は、「高配当株ポートフォリオ公開|上位10銘柄と年387万円を生む74銘柄設計」で公開しています。積立は三井住友カード(NL)で決済して、ポイントをキャッシュバックで受け取っています。地味にうれしい仕組みです。
親の口座があれば、子どもの口座(未成年口座)も同じSBI証券で開けます。私は2026年10月に開いてこどもNISAを予約し、用意する物と申し込みの手順を「子供NISA(こどもNISA)のSBI口座開設のやり方|子どもの口座を開いたばかりの私が解説」に、実際の画面つきでまとめています。
楽天証券も開設して、比べて、閉じました
4年ほど前、楽天証券の口座も開設しました。SBIと比較して、乗り換えるかどうか、実際に見て判断したかったからです。
比べた結果は次のとおりです。
- 画面は楽天のほうが見やすい(やや使いやすい)
- 買える商品はほぼ同じ。米国高配当株投資信託の手数料がSBIの方がやや安い
私は、見やすさよりも手数料を優先したいと考え、SBIに残ることを決め、楽天の口座は閉じました。

米国高配当投資信託の手数料比較(細かいので読み飛ばし可)
私が保有している高配当の投資信託で、具体的に比べます。VYMなどの米国の高配当株ETFを直接買うと、配当金に米国と日本の双方で税金がかかります。取り返すには確定申告が必要で、面倒なだけでなく、住民税が上がったりするので、トータルで得でない場合もあります。ETFを中身とする投資信託(分配金あり)なら、この二重分が調整された後の分配金を受け取れます。
実際に私が保有しているVYM、SCHDの投資信託の手数料(信託報酬・税込年率)
| 連動ETF | 商品名(愛称) | 信託報酬(税込年率) | 実質的な負担(税込年率) |
|---|---|---|---|
| VYM | SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)(SBI・V・米国高配当株式(分配重視型)) | 0.0638% | 0.1038%程度 |
| VYM | 楽天・高配当株式・米国VYMファンド(四半期決算型)(高配当VYM) | 0.132% | 0.172%程度 |
| SCHD | SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)(S・米国高配当株式100) | 0.0627% | 0.1227%程度 |
| SCHD | 楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)(楽天・SCHD) | 0.1238% | 0.1238%程度 |
VYMを投資対象とした投資信託では、実質負担が0.07%SBIの方が安いです。0.07%は微々たる差ではありますが、1000万円を20年預けると、手数料の差額は実に44万円も変わります。
これらの投資信託のうち、SBIの2本は楽天証券では買えず、楽天の2本はSBI証券では買えません。SBIの投資信託を購入したい場合は、SBI証券の口座が必要です。
口座が決まったあとの、よくある不安
ネット証券は破綻しないか、対面証券などのほうが安全ではないか? この質問はよく聞きますが、私は全く気にしていません。証券会社は顧客の資産を自社の資産と分けて管理する決まり(分別管理)があり、金融庁が監督しているからです。
まとめ:迷うならSBI
- 証券口座はSBI証券か楽天証券の2択。ただ、理由は手数料の低さと、売り込みがないこと
- 私は2021年からSBI証券。楽天証券も開設して比べた結果、投資信託の手数料でSBIを選択
- 高配当投信を考えるなら、手数料が安いSBIの投信はSBI証券だけで買える、楽天証券では買えないだけ
私はSBI証券を選びましたが、楽天証券でも良いと思います。口座はあくまで入り口で、本番はその先の積立と継続です。口座を開く前に決めておきたいことは「投資を始める前に決めておきたい3つのこと【1.5億円を貯めた気づき】」にまとめています。
