高配当株ポートフォリオ公開|上位10銘柄と年297万円を生む74銘柄設計

高配当株ポートフォリオ公開 アイキャッチ

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「高配当株に興味はあるけれど、実際のポートフォリオがどうなっているのか、本物を見てみたい」。そう思ったことはありませんか。私はFIREして、生活費の大半を株式の配当でまかなっています。

この記事では、年間約297万円(税引後・2026年8月末時点)の配当金を生んでいるポートフォリオの中身を公開します。配当額の大きい日本株の上位10銘柄も、本文で公開しています。

目次

配当ポートフォリオの全体像 日本株74銘柄+米国ETF4本

配当金の日米比率の円グラフ 日本株51% 米国ETF・投信49%

私の高配当ポートフォリオは、日本の個別株、米国の高配当株ETFの2種類です。配当金の額ベースで、日本株が51%、米国が49%、ほぼ半々です。

日本の個別株

日本には優良な高配当株ETF、投資信託がないため、個別株を購入しています。74銘柄に分散していて、配当全体のおよそ半分を生んでいます。方針は「優良な株を長期保有」です。買う一方で、基本的には売りません。銘柄選定にあたっては、利回りだけを追うと減配リスクが高くなるので、配当の持続性を見るようにしています。利回り4.5%以上の銘柄は買っていないイメージです。

2026年8月現在の利回りは、取得額に対して、税引後で4.35%。時価は取得額の約1.6倍に成長しています。配当を受け取りながら、資産そのものも育っている状態です。高配当株投資というと「値上がりは諦めて配当を取る投資」と思われがちですが、実際には、資産の成長も見込めます。

米国の高配当株ETF

米国株も個別株投資は可能ですが、日本在住では米国の事情、感覚は分からないので、プロが運用してくれるETFを購入しています。購入しているETFは、優良な高配当株ETFとして知られている、VYM・HDV・SPYD・SCHDの4本です(投資信託の形で買っているものもあります)。

各ETFの保有比率は、次のとおりです。
 VYM:59%
 SCHD:28%
 HDV:6%
 SPYD:6%

安定性の高いVYMを主軸にしており、FIRE生活が見えていた直近の買い増しは、利回りが高めのSCHDを中心にしています。

「分散」が大事:国・セクター・時間

ポートフォリオ構築においては、国、時間、セクターの「分散」を意識しています。

①国の分散
日本と海外を半々、を意識しています。日本で暮らしているため、配当金は日本円に替えます。為替リスクを踏まえた場合、海外の資産を持ちすぎないほうが良いと考えました。配当額ベースは前述のとおり51:49ですが、配当が出ないオルカンなどまで含めたリスク資産全体で見ても、株価ベースで国内がおよそ47%、海外が53%、で、ほぼ半々です。

リスク資産の国内外比率の円グラフ 国内47% 海外53%

②セクター(業種)の分散
日本は個別株で持っているので、業種が偏らないよう留意しています。今は銀行株など景気敏感株が多めなので、買い増しはディフェンシブ(生活必需品や通信など、景気に左右されにくい業種)を中心にしています。

日本個別株のセクター構成(配当金ベース)の円グラフ

米国高配当株ETFも特にSPYDは不動産セクターが多いといった偏りもあるので、複数の銘柄を組み合せています。

③時間の分散
特定の時期にまとめて買わないことも重要です。一度に買うのは、余剰資金の25%程度に抑えています。2021年から淡々と買い続け、2025年4月の急落の局面では、多めに買い増しました。「買い場だ」と思って一気に資金を使うと、次のチャンスに購入資金がなくなってしまいます

減配は「あるもの」として設計する

減配の経験は、もちろんあります。例えば、保有している未来工業という銘柄が、含み損を抱えたうえに減配になりました。ネットの情報を信頼して、自分でしっかり分析しないまま買ってしまった、という反省があります。

ちなみにこの銘柄は、いまも保有を続けています。減配後の利回りがそこまで悪くないことに加えて、保有株数が小さく、ポートフォリオ全体への影響が限られているからです。1銘柄の失敗を、全体の失敗にしない。これも分散の効果です。

どれだけ分析しても、絶対に減配しないと言い切れる株はありません。だから私は、1銘柄の減配で全体が崩れないように分散したうえで、「ポートフォリオ全体で年5%ほど増配していればよい」というくらいの心持ちです。個々の銘柄の良し悪しに一喜一憂しない。これも、分散がくれる余裕です。

配当が多い日本株・上位10銘柄

私が保有する日本株のうち、配当額が多い上位10銘柄です。(2026年8月末時点。特定銘柄の推奨ではありません)。

順位銘柄(証券コード)業種配当の構成比取得額に対する利回り
(税引後)
1三井住友フィナンシャルグループ
(8316)
銀行業5.0%9.7%
2SRAホールディングス(3817)情報・通信業3.2%4.7%
3日東富士製粉(2003)食料品3.0%4.2%
4兼松(8020)卸売業2.9%7.8%
5日清オイリオグループ(2602)食料品2.9%9.3%
6アルトナー(2163)サービス業2.7%16.0%
7三菱HCキャピタル(8593)その他金融業2.4%6.5%
8三菱UFJフィナンシャル・グループ
(8306)
銀行業2.3%10.9%
9ダイダン(1980)建設業2.2%9.5%
10ジャックス(8584)その他金融業2.1%4.3%

上位10銘柄で、日本株の配当全体のおよそ3割です。取得額に対する利回りが10%を超えている銘柄もあります。長く持って増配が積み重なっていくと、買値に対する利回りはここまで育ちます。

セクター構成(先ほどの円グラフ)について、2点だけ補足します。

情報・通信が厚いことには課題意識があって、少しずつ調整していく方針です。ただ、このセクターは、IT企業と通信会社(KDDIなど)が同じ区分に入っています。実際にはかなり別の業界で、見た目の数字ほど偏っているとは捉えていません。

銀行が厚いのは、購入時より株価も配当も大きく育った結果です。売りもしない、買い足しもしない。そのくらいの距離感で、時間をかけて整えていくつもりです。

74銘柄は「1株投資」なら少額から再現できる

「ここまで分散するには、大金が必要なのでは」と思われるかもしれません。日本株は100株単位の売買が基本ですが、いまは主要なネット証券の多くで、1株単位(単元未満株)から買えます。1株なら数百円〜数千円で買える銘柄も多く、毎月数万円の予算でも、少しずつ銘柄を増やしながら分散を育てていけます。

  • SBI証券:S株
  • 楽天証券:かぶミニ

私のポートフォリオも、一度に組んだものではありません。5年かけて、少しずつ広げてきた結果です。

配当金がある生活 暮らしはこう変わった

配当金は、月平均にすると25万円近くになります。この「使ってよいお金が定期的に入ってくる」感覚は、想像以上に暮らしを変えました。

 旅行ではホテルのランクを一つ上げる

 お惣菜をスーパーではなく百貨店で買ってみる

 疲れた日はタクシーに乗る

 夏はエアコンを我慢しない

どれも小さなことですが、「配当の範囲内なら使っていい」と思えると、罪悪感なく生活の質を上げられます。私の場合は、配当金を土台にFIREすることもできました。

慌てず、じっくり

高配当株投資は、「一発当てる」投資ではありません。慌てずじっくり育てる、そのくらいの構えのほうが、結果的に良いポートフォリオになると思います。

私も2021年に始めて、5年かけてここまで来ました。少しずつ買い、分散を広げ、下落の局面で買い増す。その繰り返しです。

もし「個別株は難しそうだ」と感じるなら、無理をする必要はありません。オルカン(全世界株式のインデックスファンド)への積立だけでも、資産形成としては十分です。

銘柄選びと同じくらい、「入金力」が大事

高配当株投資において、知っておいてほしいことがあります。それは、「入金力」の重要性です。

配当金の額は、「投資元本×配当利回り」で決まります。利回りを無理に高めようとすると減配や値下がりのリスクも上がります。健全性を維持したまま配当金を増やすためには、「元本を増やす=投資にまわす入金力を高める」ことも重要です。10万円の利回り4%は4千円で利回りを1%上げても5千円にしかなりません。一方、100万円入金することができれば、利回り4%のままでも4万円です。

配当金=投資元本×配当利回り 伸ばせるのは投資元本(入金力)

私の場合、資産形成のスピードを上げた一番の要因は、銘柄選びの工夫よりも、転職で年収を上げて入金力を増やしたことでした。年収増の分は、全額投資に回せるからです。転職の体験は、こちらに書いています。

【JACリクルートメント体験談】企業を知り尽くした担当者と面接に挑み、年収2割増

まとめ 配当ポートフォリオは「分散」と「減配前提」で設計する

私の配当ポートフォリオの設計を、まとめます。

  • 日本株74銘柄+米国高配当ETF4本(VYM・HDV・SPYD・SCHD)、配当金も資産額も日米ほぼ半々
  • 利回りだけを追わず、国・セクター・時間の「分散」を設計の核に
  • 減配は「ある」。ポートフォリオ全体で配当を維持、増配していればよい
  • 配当は、罪悪感なく使えて暮らしの質を上げてくれるキャッシュフロー
  • 配当を育てる本筋は入金力。銘柄選びとあわせて、稼ぐ力も高める

この配当がFIREの生活費をどう支えているかは「FIREに必要な資産額はいくら?目安と計算3ステップ【40代でFIREした実例】」と「【2億円でも足りない?】FIREの資産額は生活費で決まる[1.5億円FIREの実例]」に書いています。高配当株の選び方や指標の見方は、また別の記事で詳しく書いていく予定です。

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