書類選考で落ちる理由5つ【8年間見てきた会社側のリアル】

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書類選考に進む場面では、書類選考で門前払いされるのではないか、というご不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。実際、書類選考に必ず通るわけでもないですし、見送りとなったとしても理由は教えてもらえません。転職活動でいちばんモヤモヤする瞬間かもしれません。この記事では、書類を見送る側を8年務めてきた私が、見送りとなる理由をお伝えしたいと思います。結論としては、落ちる原因の多くは実力不足ではなく、マッチングの問題です。

目次

見送りの理由は、主にこの5つ

私が書類選考に関わった8年間で、見送りの理由として多かったのは、次の5つです。

①求人ニーズと経験のミスマッチ

②転職回数(特に「2年以内の転職」が複数回)

③スペックが高すぎる

④誤字脱字

⑤自己PRの文章が分かりにくい

④と⑤は「法務の職務経歴書の書き方」で詳しく書いたので、この記事では①〜③を中心に、採用側からどう見えていたかをお伝えします。

各理由の会社側の見方

①ニーズと経験のミスマッチ いちばん多い理由

見送りの理由でいちばん多かったのは、求人側のニーズと、応募者の経験のミスマッチです。キャリア採用では、基本的に即戦力を求めています。仮の例ですが、35歳で法務経験2年ですと、年齢的に期待される役割と経験が合わず、見送りになることが多いです。

ミスマッチにならない対策としては、エージェントの活用が有効です。エージェントは、求人をしている会社と、転職先を探している求職者(応募者)をつなぐプロで、求人ごとのニーズを把握している人たちだからです。特にJACのエージェントの方は、各求人企業を担当しているコンサルタントの方が、求人企業のニーズやその背景をよくご存じで、応募者と直接会話してくださいます。

JACリクルートメント公式サイト

②転職回数 「2年以内×複数回」が気になっていた

転職回数そのものは、多いから駄目とは一概に言えません。社会人歴が長ければ、回数が多くても自然だからです。ただ、2年以内の転職が2回以上あると、「ご本人にも何か問題があるのではないか」と推測してしまい、見送りになりがちでした。

逆に、ポジティブに見える型もあります。2社のご経験で、2社目の在籍が長いケースです。転職先で活躍してきたのだろうな、うちでも活躍してくれるだろうな、と想像できるからです。

回数が多い方は、それぞれの転職の理由を、自分の言葉で語れるようにしておく必要はあります。採用側の懸念は「何か問題があるのでは」という推測ですから、納得できる理由が示されれば、印象は変わります。

③スペックが高すぎる 見送りは「価値の否定」ではない

意外かもしれませんが、求めている人物像よりあまりにスペックが高い場合も、見送りになっていました。係長級を探しているところに、課長としてバリバリやってこられた方が応募してくださっても、お任せする役割も待遇も合わず、見送りにせざるを得ませんでした。

つまり、見送りはあなたの価値の否定ではありません。「優秀すぎて落ちる」ことすらあるのが、私が見てきた書類選考の実際です。

④⑤ 書類そのもので損をするケース

誤字脱字と、自己PRの文章については「法務の職務経歴書の書き方」で書いたとおりです。ひとつ付け加えると、自己PRの内容は良いのに文章が分かりにくい、という方には「もったいないなぁ」と感じていました。中身ではなく、伝え方で損をしているケースは確実にあります。

書類の書き方のポイントは、法務の職務経歴書の書き方【書類を8年見てきた採用側の見方】に詳しく書いています。

迷ったら、面接に進めていた

書類は2〜3人がそれぞれ読み、合議で決めていました。そして、誤字脱字のようにそれだけで判断が決まるものは別として、意見が割れたり判断に迷ったりしたケースは、面接に進めていました。書類だけで判断しきれないなら、会って確かめるほうが良いからです。少なくとも私のいた会社では、ボーダーライン上の方は、ご本人が思っているより面接に進んでいたと思います。

ただし、書類選考の時点で気になったネガティブ要素は、認識されたまま面接に進みます。エージェントはネガティブな面を認識されているでしょうから、エージェントに採用企業目線でのネガティブ側面を確認し、面接でそこを質問されたときに、どう答えるかを準備しておくと良いと思います。面接する側の意図は「法務の面接でよく聞かれる質問7つ」に書いています。

面接に進んだ後の準備は、法務の面接でよく聞かれる質問7つ【面接する側だった私の出題意図】にまとめています。

私も、書類選考で落ちたことがある

偉そうに書いてきましたが、私自身も転職活動で、書類選考に落ちたことがあります。エージェント経由で受け取った理由は、「もっと経験のある方の採用が決まった」でした。

真偽は分かりません。ただ、事実だとすれば、まさにマッチングの問題です。見送る側だった私も、見送られる。それが転職市場だと思います。

落ちたら、エージェントにフィードバックをもらう

では、落ちたあとに何をすべきか。まずはエージェントに、フィードバックと、次に向けたアドバイスをもらうことだと思います。

企業は、トラブルを避けたいので、応募者にネガティブな理由を直接伝えることはほとんどありません。ただ、エージェントにはある程度のフィードバックが行っているはずです。企業側には、求める人材像をエージェントに正しく理解してほしい、という動機があるからです。私のエージェント活用の実録は「JACリクルートメント体験記」に書いています。

まとめ 書類選考での「見送り」は、恋愛と同じでマッチングの問題

最後に、要点を整理します。

・見送り理由の多くは、実力不足ではなくマッチング。即戦力ニーズとの相性で決まります

・「2年以内の転職×複数回」は気にされやすい。逆に、2社目の在籍が長いのは好印象です

・スペックが高すぎても落ちる。見送りは、あなたの価値の否定ではありません

・迷ったケースは面接に進んでいる。ネガティブ要素への答えは準備しておく

・落ちたら、エージェントにフィードバックをもらって次へ

書類選考は、恋愛と少し似ています。合わなかったのは、どちらかが劣っているからではありません。「働き始めてから合わないと分かるより、良かった。合う会社を探そう」。そのくらいの心持ちで、次に進んでいただけたらと思います。

書類選考で見送りになる理由5つと会社側の見方の対応表
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